なぜ、工務店・住宅会社にとって
Re/Concept(コンセプトの刷新) が必要なのか?
情報爆発の時代だから。
インターネット上には事業者・生活者がつくり出す、様々なコンテンツが溢れ「情報爆発(info-explosion)」と呼ばれる状況に。
2010年~20年で40倍とまで言われるほど情報量が増加している。従来型の「関心を持ち、選んでもらう」ためのマーケティングが通用しない
時代。選ばれる難易度は今後ますます高くなります。
モノ・デザイン・スタイルが同質化したから。
住宅業界の特性として、すぐ近くの、狭い商圏内で成功事例を真似る。すぐに真似をされる。
同じようなモノを安くする。ベンチマークやパッケージ化の名のもとに、価格の下落が止まらない。
単にモノ・デザイン・スタイルで差別化することが難しくなった。
だからこそ「企画力」と「センス」が大切な時代に突入している。
変化しなければ衰退するから。
プロダクトライフサイクル理論=製品が市場に登場してから、売れなくなって姿を消すまでの需要の寿命を示したプロセス
1960年代にアメリカの経済学者であるレイモンド・バーノン(Raymond Vernon)氏によって提唱され、「近代マーケティングの父」
と呼ばれるフィリップ・コトラー(Philip Kotler)氏の影響によって広まる。
導入期:新製品が登場したばかりで、売上も利益も少ない段階
成長期・成熟期:急速に売上と利益が増える段階
飽和期:やがて売上の成長が止まる段階
衰退期:最後には売上と利益ともに少なくなる段階
「購買の労力に新たな意義・価値を見出したい」「直感的に選びたい」等、新たな欲求が生まれているから。
モノやスタイルの説得や訴求ではなく、
どんなライフスタイル・暮らし・気分なのか。そそるのか。ぐっとくるのか。楽しそうなのか。
女性に「田舎」はない。見ているもの・価値観・嗜好性は東京も地方も変わらない。
また従来型のランクアップ営業(何回も再来してもらい、顧客を徐々に育てる)も変わりつつある。
様々な情報の中から取捨選択し、選び抜いて、確認しに来場されるので、
初回で「違う」と思われたら、ほぼ再来してもらえない。
信頼できる人の口コミ と 親の承認が必要な時代だから。
情報爆発、マーケティング過多の時代。
集客の源泉(会社選定の理由)は「信頼できる人、好きな人、知っている人の口コミ・お勧め」が50%を超える時代に。(SNSのインフルエンサーも同様)
一方的なモノ売りが通用しない時代に。
また属性の良い顧客で、中高級注文住宅であればあるほど、すべからく親からの資金援助・土地提供があるため、親の承認が鍵となる。
親の助言は「ハウスメーカーにしなさい」もしくは「もっと安い会社にしなさい」。
切り口・イメージ・表現
を変えることでチャンス
メイキングできる。
ブランディングは、必ずしも既存のブランドロゴや屋号・ブランドネームを変えることではありません(当然変える場合もありますが)。
「切り口・イメージ・表現」すなわちブランドコンセプトを刷新し、その表現を変えることで、
停滞からの変化・脱却・再生とマーケットの新たな需要に応えることを目指すものです。
ブランドコンセプトと
ブランドイメージを
刷新・革新する。
CASE STUDY
資料請求・来場顧客の属性が見違えるほど変化。
強みであったデザイン性を最大限生かすコンセプト設定。
もともとデザイン力が強みで、SUUMO等の雑誌媒体による反響数も多かったJ社様。しかしながら商圏内で「デザイン住宅」の競争も激しく、安いデザイン住宅との競合が課題だった。J社様からのご依頼でブランディング(リ・コンセプト)からご支援。VI(ロゴ)設定、HP改定プロデュース、ブランドブック作成等を実施。これまでのデザイン住宅の直接的な訴求から、都市近郊ならではの豊かな寛ぎの暮らしを訴求するコンセプトを設定。HP改定直後より、これまでと比較して目に見えて顧客の属性が向上し「これほどまでに変わるとは」と経営者様も驚かれるほど。現在は来場顧客の変化に対応できる提案オペレーションをテーマに取り組んでいる。
反響集客に苦戦されていた小規模工務店が
予約制の見学会で10組の集客が可能に。
ご兄弟2人で経営されている小規模工務店のI社様。知名度・認知度も乏しく、見学会の集客・資料請求の反響に大変苦戦されていて「ホームページを改定したい」とのご依頼からご支援がスタート。これまでうまく表現されていなかったが、建築・モノづくりに対しとても良いセンス感をお持ちのご兄弟の特性を活かしたリ・コンセプトワークを実施。そのコンセプトを表現するホームページを新設。HP公開後の完成見学会では、予約制にかかわらず、チラシのポスティング約3万部で、10組の予約集客が可能に。今後はより選ばれる会社を目指して、認知度を高めるマーケティング。集客からの早期商談化と受注オペレーションをテーマに取り組んでいる。
Key idea for Re/Concept
では、リ・コンセプトって具体的にどうすれば良いのか?